荒川河川敷 ’21.5月下旬

2021-05-04荒川河川敷/ 土手

春の芽吹きが色濃くなってくる季節、五月晴れの河川敷は風がとても心地よいです。
いや、河川敷や土手は年間を通して心地よいのですが、5月のカラっと晴れ上がった日はやっぱり格別です。

投稿日=撮影日。実際に記事を書いた日は「更新日」として表示されています。

河川敷の木や草

クズ(葛)オギに絡んでいるのかな? 

葛と言えば私にとってキャンプの時にお世話になった草です。この大きな葉っぱを取ってきて、炊き上がったばかりの熱い飯盒を延々磨かされるという…おなかの空いた小学生にはまさしく苦行でした。

でも、その時に葛の葉の香りがなんともいい香りで、今でも思い出せるぐらいです。一般的な草のにおいと言えばそうなのですが、もう少し、なんだか「葛の葉敷いて寝たい!」と言いたくなるような癒される香りがしたんですよね…

ヤマグワ。たぶんヤマグワだと思います。
荒川の河川敷にはいっぱい生えていて、でも熟れた実はきれいになくなっていくんですよね。鳥でしょうか。

ひとつ、ふたつ摘まんで食べるぐらいは構わないらしいです。どこからがダメかという線引きが難しいですよね。できれば小瓶にひとつジャムが作れるぐらいの量を採取したいのですが、ダメでしょうか。ダメですよね…

イタドリ(虎杖)スカンポ
もう少し短い、アスパラ状のものを撮りたかったのですが、時期が遅すぎたようです。
「男子は木の棒が好き」で拾って持ち歩く、なんて話がありますが、イタドリの新芽はまさしく先細りの棒ですよね。出ていたら、食べなくても手折りたくなる気持ちがよくわかります。

私はとりあえず女子でしたが、棒はいつも携行していました。手持ち無沙汰だと落ち着かないんですよ。

上の画像、背景はヨシかな? 水際に残っている枯れ枝と荒川の水の色合いが春っぽいですね。

 

草花

オオジシバリ。キク科。葉は食用になるそうです。軟らかそうですよね。

この年、かなり広い範囲に咲いていました。節々から根を出して地面を縛るように見えるから「地縛り」らしいですが、オカルト系を思い浮かべるような恐ろし気な名前をよそに、花は素朴で可愛らしいです。

ヤセウツボ。ちょうどこの1年前に河川敷で撮った時に、初めて見たヤセウツボでしたが、この年、「増えたな…」という感想を持ったのを覚えています。

この撮影場所は土手を街の方に下ったところです。「あぁ、進出していくのか…」という気持ちで撮りました。なんだかシロツメクサの花と頭を並べたがっているように見えて、少し切ないです。

カキドオシ(垣通し)。名前を漢字でみると、この植物の性質が一目瞭然。シソ科のつる性草本だそうです。

ネットで改めて調べると、葉を揉むと良い香りがするとのこと。しそ科系の香りなのでしょうか…。来年は5月に河川敷に行って香りを試してみたいです。それと、もうちょっと魅力的に撮り直したい…

Posted by しがない 管理人