荒川河川敷/ 土手:植物 ’22.5月下旬?
野の草花が可愛らしく咲きそろう季節のひとつが晩春から初夏にかけてのこの時期です。私の大好きなイネ科の植物も色々出てきているのですが、同定が難しいので撮っても投稿はしておらず、そのまま元画像紛失の憂き目に。
おそらく、PCがダメになってもHDDだけ取り出して保管はしているので、どこかにはあるのでしょうが…
河川敷の草の花
ニワゼキショウ
アヤメ科の花。学校のグラウンドの端の方にけっこう生えていたりする印象です。
ニワゼキショウも色々な種類があるようで、ルリニワゼキショウなどもいつか見てみたい。ずっと探しているんですが、この、近所では一番個体数の多い種類にしか出会えていません。
赤と白はあまり偏らずに混じって咲いていることが多いような気がします。仲良しでよいですね。
ナヨクサフジ
何度も撮ってきていますので、左(上)は未成熟の実、右(下)は一面に咲いている画像を。今年の花の季節は河川敷に行っていないのですが、やはり咲いていたんでしょうね。
実は豆ですね。食べられそうな感じですが、ネット上には有毒という情報があります。真偽不明ではありますがやめておいた方が良いかもしれません。
セッカツメクサ(アカバナシロツメクサ)と(雨上がりの)ムラサキツメクサ
荒川河川敷の、私がいける範囲の端から端まで探してやっと1輪見つけました。かわいい。雪花詰草という別名がまた良いですね。
以前にも書いたのですが、花のすぐ下に葉がついているかどうかがシロツメクサとの判別ポイントだそうです。またこちらの方ががっしりした草姿なので、遠目にもなんとなくわかります。
ヤセウツボの群生
寄生植物のため葉緑素がなく、そこにちょっと違和感があるとどこかに書いた記憶があるのですが、こうやって群生しているのを見るとツクシのようですんなり受け入れられる気がします。
ここではクローバーではなく…オオジシバリに寄生しているのかな? 画像でははっきりわかりませんので、なんとなくで。
実のなるもの系
ヤブヘビイチゴ
右側にヘビイチゴの葉も写っているのですが、花と実はヤブヘビイチゴです。…と投稿当時のコメントに書いてあります。
「ヘビイチゴ」という名前が、爬虫類苦手な人には受け入れがたいかもしれませんが、群生しているとなかなか見ごたえのある野草ですよね。確か、東京の赤塚植物園にまとまって咲かせてある場所があった気がします。ヤブかヘビイチゴかは不明。
カキの花(雌花)(上・左)
身近な植物でありながらカキの花をじっくり見たことなんてなかったのですが、不思議なつくりをしているなと…花びら?ガク?
ところで、雌雄で花が別だと今知りました。そういえば雄花が赤塚植物園に咲いていた気がします。ちっちゃい花だなーなんて流していた自分が残念過ぎる。来年になりますが、また見に行きます。
カラスノエンドウの若い実
咲いているのを見かけると必ずカメラを向けてしまう大好きなカラスノエンドウ。画像はかなり膨らんできた実です。
このあと黒くなって弾けるのですが、芽が出た瞬間から種がはじけた後まで楽しめるのがカラスノエンドウの草姿(感覚には個人差があります)。カタバミやエノコログサ、ヤブガラシあたりは好きすぎて鉢植えにしようかと思うのですが、カラスノエンドウはフィールドにあることで魅力が増す植物だと思います。きっとこれからもずっと撮って度々UPすると思います。
その他のいい感じ(に見えた)植物など
マツバギク(松葉菊)
夕方になると眠っちゃう花。これは土手の途中の、石だかコンクリートだかで仕切った中に植えてあります。私などは松葉菊や松葉牡丹って夏の花として印象深いのですが、最近はポーチュラカが多いですね。インパチェンスはあまり見なくなったかな。
松葉牡丹の群生が見たい!松葉菊でなくマツバボタンです。どこかにありませんか?
今は無き実家に住んでいたころには、種から育てた苗を石の隙間に植えていました。色がランダムなところがまた良いんですよね。2株ずつ植えて、偶然の色の取り合わせの妙を楽しんだり…。
そういえば赤塚溜池公園に夏の間少し植えてありましたね、マツバボタン。
イタドリ
草姿が良い感じのイタドリ。木や竹の垣根の端に一株植えると風情がある気がします。緑の葉に赤い茎がポイント。たくさん増えて出てきてしまったら、春早い時期は食べられますので除草の心理的負担も軽いです。
しかし、意外と生えていないんですよね。河川敷でもポツンポツンと飛び飛びで生えています。この画像は土手の外側で撮ったものです。周りに生えているギシギシやスイバの花穂と並んだ姿もとても良いのです。(画像ではボケ過ぎて見えにくいのですが…)
ミコシガヤ
カヤツリグサの類は見分けにくいので、見て楽しみこそすれあまりとらなかったのですが、このミコシガヤは非常に見分けやすいです。荒川の河川敷にはかなりたくさん見られますし、素通りできない大きさがあります。
次に行くときはもうちょっとかわいく撮ってみたい。
アメリカオニアザミ(セイヨウオニアザミ)
とにかくとげが鋭く、花がはじけたらとてもたくさんの種子が放たれる外来種。早めに抜いてくださいとの呼びかけが2~3年前にあった気がします。上の個体も、次に見に寄った時には抜かれて石畳上で踏まれて枯れていました。
…そんな、晒さなくても…と思った記憶があります。せめて草地の中に入れてくれれば、と。
近隣では今年はあまり見なかった気がします。
イタチハギ(クロバナエンジュ)
撮り方でもっときれいに見えるのでしょうが、第一印象があまりよくなかった(黒くてうねうねした花穂)ので、撮ってかえって後で調べよう、程度の参考写真になってしまいました。
マメ科の植物です。マメ科好きですが、これはちょっと…咲き始めのころに見たらまた印象が違ったかもしれません。また、いかにも「このあたりを制圧する予定です」的な生え方をしていると、イメージが、ね。植物に罪はないのですが、どうしても好き嫌いは出てしまいます。
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