【レシピ】花梨のシロップ

2023-10-22■ 素朴なレシピ【移動中】

花梨の赤いシロップを作ってみました。喉にいいらしいのですが、むしろステンドグラスのような天然の紅色に惹かれました。

材料

フリマ購入の花梨
  • カリン(よく洗って) 2個ぐらい
  • 砂糖 カリンの重量の30%ぐらい

※砂糖はグラニュー糖がおすすめです

エキスの抽出まで

まず花梨を切ります

実をきれいに洗った後、皮付きのままで、縦切り、横切り、どちらでもよいので薄めに切ります。私は縦切りにしました。
硬いので注意を…また、切り口が変色してくるので、水に浸けながら作業した方がいいと思います。

種がとろみの元になるので、種は取っておきます。

種と切った果実を、水から煮出します

・細かい切りくずがついていたら水で流す
・水はすべての実がかぶるぐらい
・沸騰したら弱火
・アクは取る( 画像では取れていません… )

時間は20~30分ぐらいでいいようです。

エキスに砂糖を加え、煮詰めます

・細かめのザルで実と種を濾します
(使うのは煮汁の方)
・砂糖は実の重量の30~40%(アバウトでOK)

煮出したエキスを使います。実の方ではないので間違って捨てないで!!!

煮詰めてシロップに

実と種を越しとっただけのエキスの色です。
淡めの琥珀色。これはこれできれいです。

まだトロみはありません。

20分間、火を入れたあとの色です。

赤みがさしてきましたが、とろみはほぼありません。

さらに20分加熱後。深めの朱色に。

少しとろみがついてきています。
液体容量は2~3割減ったぐらいでしょうか。

さらに20分加熱。
合計1時間加熱し、完成!

この色です!!見たかった!!!
ネットの和色辞典で調べたら…

深緋(こきひ) #c9171e が近いみたいです。

トロトロ、ネバネバ、半量以下に煮詰まっています。冷ますと更に水分が飛び、濃い色になります。

試食

おとなの味でした。甘くて奥深い味ですが、後味に少し渋みが残ります。
子供のころにすすめられたら、おそらく全力で遠慮するでしょう。のどが痛いと言うとこれを飲まされるのなら、痛みを隠し通すかもしれない、そんな味でした。

Posted by しがない 管理人