【レシピ】花梨のシロップ
花梨の赤いシロップを作ってみました。喉にいいらしいのですが、むしろステンドグラスのような天然の紅色に惹かれました。
材料
- カリン(よく洗って) 2個ぐらい
- 砂糖 カリンの重量の30%ぐらい
※砂糖はグラニュー糖がおすすめです
エキスの抽出まで
まず花梨を切ります。
実をきれいに洗った後、皮付きのままで、縦切り、横切り、どちらでもよいので薄めに切ります。私は縦切りにしました。
硬いので注意を…また、切り口が変色してくるので、水に浸けながら作業した方がいいと思います。
種がとろみの元になるので、種は取っておきます。
種と切った果実を、水から煮出します。
・細かい切りくずがついていたら水で流す
・水はすべての実がかぶるぐらい
・沸騰したら弱火
・アクは取る( 画像では取れていません… )
時間は20~30分ぐらいでいいようです。
エキスに砂糖を加え、煮詰めます
・細かめのザルで実と種を濾します
(使うのは煮汁の方)
・砂糖は実の重量の30~40%(アバウトでOK)
煮出したエキスを使います。実の方ではないので間違って捨てないで!!!
煮詰めてシロップに
実と種を越しとっただけのエキスの色です。
淡めの琥珀色。これはこれできれいです。
まだトロみはありません。
20分間、火を入れたあとの色です。
赤みがさしてきましたが、とろみはほぼありません。
さらに20分加熱後。深めの朱色に。
少しとろみがついてきています。
液体容量は2~3割減ったぐらいでしょうか。
さらに20分加熱。
合計1時間加熱し、完成!
この色です!!見たかった!!!
ネットの和色辞典で調べたら…
深緋(こきひ) #c9171e が近いみたいです。
トロトロ、ネバネバ、半量以下に煮詰まっています。冷ますと更に水分が飛び、濃い色になります。
試食
おとなの味でした。甘くて奥深い味ですが、後味に少し渋みが残ります。
子供のころにすすめられたら、おそらく全力で遠慮するでしょう。のどが痛いと言うとこれを飲まされるのなら、痛みを隠し通すかもしれない、そんな味でした。
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