道ばたの植物 10/22~下旬
道の樹々も少しずつ黄色くなったり、赤っぽくなったり。草も端の方から枯草色を帯びてきたりと、暑すぎた夏も過ぎてやっと本格的に秋らしくなってきました。
秋の木の実
モッコク(木斛)の実
スーパーの中庭、かなり高い位置に実っていたモッコクの実。建物の陰なのですが、ひょろ長く伸びて上の方だけ日を浴びていました。もう裂けかけている実も幾つかありましたが…ここには写っていません…。
名を知って以後、初めて見たのですが、艶があるきれいな赤い実ですね。江戸五木の中のひとつで、モチノキや松と並び、「庭木の王」と呼ばれるらしいです。
昔ながらの家屋が減った昨今ですが、モチノキや末に比べると、洋風なデザインの家にも合いそうです。
毎度ながらピント上手くなくて済みません。
サンシュユ(山茱萸)の実
花は小さくて質素な花ですが、葉のない時期に木全体が黄色く見えるほどたくさん咲きます。そこから実るこの赤い実は、とても目立ちます。グミに似ていますが、近縁ではないそうです。
葉の形や色、透け具合、着き方…そして枝ぶりも、いいなぁ。
このあと全体が紅葉し、落葉した後も長く残っています。漢方の原料のひとつみたいです。
草、草花系
イノコヅチ(ヒナタイノコヅチ)
花穂がどんどん伸びて、ちょっと不思議な形の折れ曲がるのが面白いイノコヅチ。ひっつき虫属性もあって、大きくなって道に出張ってくるとちょっと通るのをためらってしまう草ではあります。
でもこのくらいの小さな時期は、濃緑の葉と黄緑の穂のバランスが良くて、可愛らしいですね。個人的にはネバーランドへすべて移植したい。
セイタカアワダチソウ(背高泡立ち草)
左(上)は泡立ち前のセイタカアワダチソウ。ひとつひとつの小花はキリンソウっぽいきれいな花です。穂状の集合花は咲き進むと穂先が垂れてきます。
個人的感想としては穂が直立したつぼみの時期、そして花穂が付く前がまた良いのですよ。
画像右側(下側)。うまく撮れていないのですが、一気に伸びてきた生命力漲る(強勢な)草が、まだ強い初秋の日差しと秋風に揺れるさまがね、好きで好きで…この西向きの同じ場所で毎年撮っています。
食べられるそうなので、来年は新芽を取って食べてみたいです。
エノコログサ
秋っぽい、少し柔らかくなった日の光の中のエノコログサ。夏に刈られて、もう一回出てきました。
ヒメジョオン
春の花のイメージが強いのですが、ハルジオンと違ってヒメジョオンは秋まで咲いています。暖かい地域だと冬も咲いていたり。長く咲く花なのに、季節を感じたり、風情を感じたり、不思議な花だなと思います。
また映り込んだ虫、ちょっとだけ待ったのですが退いてくれません…。でも、私だってこの花の個体が撮りたくて譲れないのですから、同じですね。
その他、生き物
アゲハチョウ(ナミアゲハ)の幼虫
かんきつ系の葉っぱが虫食われていると、絶対にこのイモムシを探すのですがなかなか見つからないんですよね。
アゲハ系の幼虫で一番かわいいのが、このナミアゲハだと思います。
ヘッドバンドというか、カチューシャというか、この頭の模様が面白いな、と。蝶としてはカラスアゲハの方が好きですが、カラスアゲハの幼虫はお面をかぶったように顔面に模様があって、ちょっと怖いのです。
この日から半月ほど経ちましたが、無事、蝶に羽化できたでしょうか…
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